第282回「その時歴史が動いた」スペシャル~もう一度聞きたい あの人の言葉
平成12年から始まった「その時歴史が動いた」の放送は280回を超え、8年目を迎える。番組では、歴史を動かした偉人たちの言葉を紹介してきたが、激動の人生からあふれ出た至言は、視聴者の皆さんの共感や感動を呼んでいる。そこで、これまで紹介した言葉を番組HPに一挙掲載。視聴者の皆さんにもう一度聞きたい言葉を投票して頂いた。
上位20に選ばれた言葉を、主人公の人となり、言葉が生まれた歴史背景とともに、カウントダウン形式で紹介する。
放送日:平成19年3月28日(水)22時00分~22時58分(NHK総合、本放送)、平成19年4月3日(火)17時00分~17時58分(BS-2、再放送)
20位…天草四郎
「いま籠城している者たちは来世まで友になる」
19位…吉田松陰
「死して不朽(ふきゅう)の見込みあらばいつでも死ぬべし。生きて大業(たいぎょう)の見込みあらばいつでも生くべし」
18位…徳川家康
「三河武士は宝を持ちません。しかし、あえて宝といえば、私に命を預けてくれる五百騎の武士(もののふ)たちでありましょう」
17位…中岡慎太郎
「志とは 目先の貴賤で動かされるようなものではない。今、賤しいと思えるものが明日は貴いかもしれない。君子となるか小人となるかは家柄の中にはない。君、自らの中にあるのだ」
16位…藤堂高虎
「寝室を出るときから今日は死ぬ番であると心に決めなさい。その覚悟があればものに動ずることがない」
15位…黒田官兵衛
「我、人に媚びず、富貴(ふうき)を望まず」
14位…劉備
「大事をなすにはなによりも人をもって本(もと)となす。今、自分をしたってきてくれている人々をむざむざと見捨てて行けるか」
13位…柳生宗矩
「こうしようと一筋に思う心こそ人が誰しも抱える病である。この病を必ず治そうというこだわりもまた病である。自然体でいること、それが剣の道にかなう本当にこの病を治すということなのである」
12位…近藤勇
「孤軍たすけ絶えて俘囚(ふしゅう)となる。顧みて君恩(くんおん)をおもえば涙更に流る義を取り、生を捨つるは吾が尊ぶ所。快く受けん電光三尺の剣。只将(ただまさ)に一死君恩に報いん」(原漢文より一部抜粋)
11位…上杉鷹山
「成せば成る、成さねば成らぬ何事も、成らぬは人の成さぬなりけり」
10位…白洲次郎
「われわれは戦争に負けたのであって奴隷になったわけではない」
09位…武田信玄
「上杉謙信とは和議を結ぶように謙信は男らしい武将であるから、頼ってゆけば若いお前を苦しめるような行いはすまい。私は最後まで謙信に頼るとは言い出せなかった。お前は必ず謙信を頼りとするがよい。上杉謙信はそのように評価してよい男である」
08位…石田三成
「筑摩江や、芦間に灯すかがり火と、ともに消えゆく、我が身なりけり」
07位…杉原千畝
「私のしたことは外交官としては間違ったことだったかもしれない。しかし、私には頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった。大したことをしたわけではない、当然のことをしただけです」
06位…織田信長
「是非に及ばず」
05位…大和の海軍士官
「日本は進歩ということを軽んじすぎた。私的な潔癖や徳義にこだわって真の進歩を忘れていた。敗れて目覚める。それ以外にどうして日本が救われるか。今目覚めずしていつ救われるか。俺たちはその先導になるのだ。日本の新生にさきがけて散る、まさに本望じゃないか」
04位…坂本龍馬
「日本を今一度せんたくいたし申候」
03位…山本五十六
「百年兵を養うはただ平和を守るためである」
02位…諸葛孔明
「学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで才能は開花する、志がなければ学問の完成はない」
01位…高杉晋作
「おもしろきこともなき世をおもしろく…」
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