singular points…特異点における日常の風景

 

Sunday, May 21, 2006

グーグル Google…既存のビジネスを破壊する


「グーグル」関連本をまた読みました。著者が佐々木 俊尚さんで、文春新書からこの4月に出版されました。
「既存のビジネスを破壊する」のサブタイトルが示す通り、グーグル出現前から「小売・卸・メーカー」という古くからある商慣習(取引形態)が激変したことは今更ながらですが、それが大手企業も巻き込み更に変わっていく。そして、小規模な商店(物販)・卸の存在理由は既に消え去ろうとしており、製造業・サービス業(装置産業)などの中小企業はニッチな商売でもロングテール化することにより満足いく利益を上げ、生き残ることは充分可能…簡単にいえばそんな内容でした。
では、この地域が生き残り、活性化するには…やるべきことは山積み状態なのに、自分のことだけを考え、目先の小さな「既得権」に囚われ過ぎると、気が付いた時には「足元」がなくなっているのかもしれませんね。どんな商売を行っているにせよ、限られたパイを奪うだけのビジネス展開では「地域を消費」しているだけになってしまう…そんな感想を抱きました。

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