singular points…特異点における日常の風景

 

Sunday, January 21, 2007

オウエンのために祈りを - A Prayer for Owen Meany

オウエンのために祈りを』…5歳児ぐらいの身長、一度聞いたら忘れられないへんな声、ずば抜けた頭脳を持つぼくの親友オウエン・ミーニーを、ある日過酷な運命が襲った。ピンチヒッターで打ったボールが、大好きだったぼくの母の命を奪ったのだ。ぼくは神様の道具なんだと言い続ける彼にとって、出来事にはすべて意味がある。他人と少し違う姿に生れたオウエンに与えられた使命とは? 
米文学巨匠ジョン・アーヴィング(John Irving)による現代の福音書。
(訳:中野圭二、上下2巻、新潮文庫)

久しぶりのアーヴィングの作品です。
今週末から読み始めました。
読了してからUPしようと思っていたのですが、"備忘録"的に気になったフレーズを書き留めておきます。

「記憶というものはおそろしいものだ。こっちは忘れても、記憶のほうで忘れてくれない。記憶はいろいろなことをきちんと整理して保管しておくのだ。保存してくれる、あるいは隠しておいてくれる…そしてむこうの意志でそれらを呼び出し記憶を甦らせる。われわれは記憶を持っているつもりでいるが、記憶がこちらを持っているのだ!」

【オウエンのために祈りを-紹介ページ(新潮社)】
【サイモン・バーチ-allcinema ONLINE】
【サイモン・バーチ-goo映画】
※映画『サイモン・バーチ』は、「オウエンのために祈りを」が原作
【Wiki-ジョン・アーヴィング】
【サイダーハウス・ルール 公式サイト】

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