singular points…特異点における日常の風景

 

Wednesday, July 18, 2007

iCon(スティーブ・ジョブズ-偶像復活)


iCon-Steve Jobs~The Greatest Second Act in the History of Businness
発禁騒動も巻き起こした全米話題の書!
アップルコンピュータを創った男のビジネス史上最も偉大な第二幕、カリスマの虚像と実像を追った「非公認」ノンフィクション
ジェフリー・S・ヤング,ウィリアム・L・サイモン(共著)、井口 耕二(翻訳)、東洋経済新報社刊



2005年11月に発行された本ですが、たまたま先日貸していた知人から1年振りに手元に戻ってきたので、(都合2回も)再読してしまいました。
話題のiPhoneが米国で発売されたばかりですが、「次世代iPodは来月発売でiPhoneっぽくなっているらしい」とか、「iPhoneをさらに安くした『iPhone nano』が出るかもしれません」とか、相変わらずApple/Macネタ(若い世代にとってはiTunes/iPodネタ?)は尽きることがありません。
これも、全ては我らが"ジョブス様"が発する「現実歪曲フィールド(Reality Distortion Field)」のなせる業(わざ)なのかもしれませんが…。

【あらすじ】
アップルコンピュータの共同創立者スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)は、Mac(マッキントッシュ)によって熱狂的な支持を勝ち取ったものの、1985年、愛する「楽園」アップルを追放された。
本書は、大いなる挫折を味わったジョブズが、ひとり荒野をさまよいながらもCGアニメ映画という鉱脈を嗅ぎあて、さらには古巣アップルの「救世主」としてCEOに返り咲き、iTunes/iPod で音楽ビジネスの大変革をも巻き起こすまでの「第二幕」を中心に描いた評伝である。
自分勝手で短気、粗暴にして狭量でありながら、他人の才能を見抜き、その力を極限まで出し切ることを鼓舞できる稀有なリーダー。
起業家にして、マーケティングやデザインのセンスに優れ、超タフな交渉人でもある。
デジタル世代のカリスマにして、大いなる矛盾の人、スティーブ・ジョブズの真実がこの1冊に描かれる。

【出版社/著者からの内容紹介】
スティーブ・ジョブズは、世界最初の本格的パソコン、マッキントッシュを世に出し、世界中に熱狂的なMacファンを生み出した。しかし、自らスカウトしたCEOジョン・スカリーとの争いの末、アップル追放の憂き目に遭う――。ジョブズの人生劇の最初の幕がそこで下りたとすれば、本書はその続き、「復活編」とでも題すべき「第二幕」を中心に描いた“非公認”ノンフィクションです。
大いなる挫折を味わったジョブズは、2つめの会社ネクストコンピュータと買収したCGアニメ映画制作会社ピクサーの経営を通じて「武者修行」をし、タフな経営者・交渉人としての手腕に磨きをかけました。その実績をひっさげ、経営難に陥った古巣アップルのトップの座に返り咲きます。そして、「偶像(アイコン)」復活で力を得たアップルは、iTunes/iPodで音楽ビジネスに乗り出し、再び世界を熱狂の渦に巻き込んでいます。
これだけでも十分劇的な人生ですが、それをさらに彩るのが、ジョブズの波乱万丈の私生活。養子としての生い立ち、インドでの放浪体験や禅・菜食主義への傾倒、数々の女性遍歴、最初の娘への複雑な感情、実母や実妹との出会い、妻ロリーンとの結婚等々…。ジャーナリスト出身の2人の著者は、実名・匿名の関係者への取材をもとに、生身の人間としてのジョブズの生きざまに迫ります。

【目次】
<第1部>沙羅双樹の花の色(Flowering and Withering)
第1章:ルーツ(Roots)
第2章:ある企業の誕生(A Company Is Born)
第3章:海賊になろう!(Let's Be Pirates!)
第4章:敗北を学ぶ(Learning to Fail)
<第2部>一から出直す(New Beginnings)
第5章:NeXT ステップ(The NeXT Step)
第6章:ショービジネス(Show Business)
第7章:セレモニーの達人(Master of Ceremonies)
第8章:偶像(Icon)
<第3部>未来を編む(Defining the Future)
第9章:大立て者(Mogul)
第10章:新境地を開拓する(Breaking New Ground)
第11章:iPod、iTunes、故に我あり(iPod,iTunes,Therefore I AM)
第12章:巨人の衝突(Clash of the Titans)
第13章:ショータイム(Showtime)

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